第2回 東北学院大学学生会常任委員会


  「学生団体Interview」では、第2回目として東北学院大学学生会常任委員会を取材させていただきました。 取材には木村龍紀委員長、橋優副委員長に応じていただきました。

―東北学院大学学生会の組織体制や団体同士の連携について教えて下さい。
木村:私たち常任委員会は、高校の生徒会に相当する団体です。主要な活動として、サークル・部活動への予算配分が挙げられます。常任委員会は執行の立場であり、文化系、体育会系統括団体など12団体で構成された総合役員会と呼ばれる組織と共に活動しています。

―総合役員会との会議は頻繁に行われるのですか。
橋:二週間に一度会議を行っています。各団体の代表者だけでなく、今代はオブザーバーの発言も認めています。この場では、学生総会に提案する予算についてなど、学生会全体に関わる議題について話し合いを行っています。

―学生総会は講堂などで行うのでしょうか。
木村:一番学生を収容できるということで、礼拝堂を使用しています。今年の春の学生総会は、出席学生数609名、委任状を含めて5000から6000名になります。


―意識が高いですね。600名も来るとは…
木村:特に春の学生総会は、各団体の予算が関わるため出席しないといけないという気持ちになっています。他の大学の話を聞くと、出席人数や委任状枚数の規程がないようですが、本学では学生総会の開催に3分の1以上、予算の承認や規約改正のためには全学生数の過半数が必要になります。この学生総会を成功させるために活動する、議事運営委員会と呼ばれる特別委員会があります。

―特別委員会とはどのようなものですか。
木村:議事運営委員会の他に、常任委員長選挙管理委員会、学生会ホームページ管理委員会、大学祭実行委員会、規約審議委員会があります。これらは総合役員会からメンバーを派遣し、活動しています。もちろん大学祭実行委員会は有志の学生も多数参加しています。常任委員会の活動として、特別委員会のサポートもしています。

―学生間での連携が取れているようですね。
木村:そうですね、団体同士の繋がりはそこまでないという話を他の大学から聞きますが、本学ではうまくできていると思います。

―組織体制が慶応義塾大学と似ていますね。慶応も全塾協議会事務局が常任委員会と同じ仕組みになっています。常任委員長は選挙で決まるのでしょうか。
木村:委員長のみ選挙で決まります。他のメンバーは、委員長が招集する形を採っています。立候補者は毎年1名でしたが、昨年私が立候補した際は、2名での選挙戦となりました。これは20年ぶりだそうです。

―その際選挙活動はどのように行いましたか。
木村:ポスターなどの宣伝物を作成し、立会演説会を開き、立候補者の主張を学生に伝わるようにしています。


―投票権などはどのようになっていますか。
橋:全学生に投票権があります。投票できないのは運営を行っている選挙管理委員会だけですね。学生総会と同様に、全学生の過半数以上の有効投票がないと選挙が成立しません。昨年の選挙は、有効投票数が5641枚でした。

―日本の大学でも、ここまでしっかりしているのは珍しいのではないでしょうか。
橋:規約として定められているので、立候補者、投票受付をする選挙管理委員会は必死です。それでも有効投票数が少ない時には、教室まで行き、投票して欲しいと促すこともあります。

木村:やはりサークル・部活動に所属している学生には投票しないといけないという気持ちがありますが、無所属の学生にも興味を持ってもらわないといけないと思っています。

―常任委員長はどのような人が就くのでしょうか。
木村:3年でサークル・部活動のトップを務め、4年生で常任委員長を務める方が多いです。今年は、選挙活動において団体応援を可能にしました。全体の方針として、規制よりも緩和することで、大学全体を盛り上げたいと思っています。

―緩和は先生にお願いするのですか。
木村:多くが学生課との相談になります。

―早稲田大学は代表というものがないので、学生課が取り決めています。
木村:早稲田は部室問題がありましたね。今年の6月に早稲田の大学祭についてお話を聞く機会があったので、その際、学生会館も見学しました。とても綺麗になっていましたね。

―関東の大学だと、学外の影響を受けているという話を聞きます。東北学院大学はどうでしょうか。
木村:学校側が外部に対して厳しいので、学内にポスターが貼られることは滅多にありません。本学の気質かもしれませんが、学生が政治に関わるということもあまり聞きません。私たちは自治会として扱われますが、右翼とか左翼とか、そういったものはなく、あくまでも学生のために活動しています。

―学生の環境を考えているのですね。常任委員会に入ったきっかけは何でしょうか。
木村:元々、私は学内のイベントを報道する新聞会に所属していました。前代委員長から声をかけられ、常任委員会に所属しようと思いました。昨年から所属し、新聞会の活動の経験を活かすことができたと思います。

橋:クラブ幹事会という夜間団体の統括団体に所属していました。木村から声をかけられたことと、夜間の学生数の減少から、夜間団体も縮小していたため、常任委員会から手助けしたいと思い、所属しました。

木村:お互いに、総合役員会に所属していたので、声をかけられやすい立場だったと思います。

―一年間、大変だったことはありますか。
木村:毎日部室にいることです。特別委員会から、学生課から、他の団体からも来るので、相談や対応が頻繁にあります。

橋:土曜日に会議があるので、プライベートの時間がなくなることが挙げられます。

木村:やりたいと思って活動しているので、そういったことは覚悟を決めるしかないです。先輩からも使命感が大事と言われています。

―最後に、ホームページをご覧になっている学生に一言お願いします。
木村:興味と関心が大事だと思います。常任委員会は表立って活動する団体ではありませんが、こういった活動をしている人たちがいるということを知ってもらえるとうれしいです。

橋:勉強でもサークルでも、それが自分のため、学校のためになると思います。何事も本気でやってほしいです。

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